この記事のテーマは「お歳暮に何を贈ればいいか」。そして、僕自身が選び、多くの方にオススメできるのは「カニ」だ!という話です。ただし、カニ選びは難しい。どうすれば失敗せずに、美味しくて喜ばれるカニを贈ることができるのか。そのポイントをバシッと説明していきましょう。
目次
1.お歳暮には、お墨付き通販ショップの「カニ」を贈ろう!
まず、みなさんに質問です。
1.1.Q.あなたは、お歳暮にコレもらったらうれしいですか?
②ズワイガニ!
「そりゃうれしいよ!」と思った方は、この記事必読。「実はカニがちょっと苦手で……」と思った人も、ウニ、イクラとか、シシャモとか、明太子とかは大好き!であれば一読の価値あり。「いや、お歳暮はもうハムに決めてるし」とか言う方も、だまされたと思って(あ、でもウソは言わないので安心してください)読み進めてみてください。
2.お世話になった身内への感謝をこめた贈り物
さて、2019年もお歳暮シーズンになってきました。みなさん、お歳暮って贈ったりもらったりしてますか?「お歳暮」の起源は神様や先祖の霊に感謝する信仰的な……、といった今ではほとんど誰も知らない話はさておいても、最近ではお歳暮を贈る習慣と無縁な人は増えているようです。
マクロミルがやっている『HoNote(ホノテ)』という市場調査メディアの記事をチェックしてみました。
『お歳暮贈った? いくら使った? 2017年のお歳暮について調査!』
2017年の調査結果で「お歳暮を贈った(贈る)と回答した人の割合は約39%。やはり、6割以上の人たちはお歳暮とはほとんど無縁の生活を送っています。実感としては、4割も贈っているのは多いと感じるくらい。
で、贈る相手は「親戚(約35%)」「自身の両親(約25%)」「配偶者の両親(約25%)」が多数派です。
僕自身の印象として、「お歳暮」というのは中小下請け企業の社長さんが取引先とかに気合いをこめて贈るモノという思い込みがあったので、「両親」にまで贈るのが主流であるというのは、これまた少し意外。
両親には、父の日や母の日、誕生日などでプレゼントをするのが恒例だったりするし、年末年始には帰省したり集まる機会が多いので、わざわざ「お歳暮を贈るという習慣」は、正直、まったくありませんでした。
僕の父親、そして妻の父親はすでに他界してしまいました。後悔先に立たず。今にして思えば、年の瀬にちょっと気の利いたものをプレゼントするくらい、ちゃんとやっておけばよかったなぁと感じます。
さらに、昨年一人息子が結婚して、身近な「親戚」が一気に増えました。おかげで、今年は季節ごとにいろんな方から「実家近くの名物で」とサクランボをいただいたり、本格焼酎をいただいたりしました。
もちろんその都度お礼の連絡をしていますが、お返しの品をお送りするのはかえって気を遣わせてしまうかなと、次にまた「何かの機会に」と、控えていたりします。
と、考えると、お歳暮こそ「何かの機会」にうってつけ。「お歳暮」と聞くと堅苦しいしちょっと面倒な気もしますが、伝統的な社会的慣習だからこそ、相手の方に必要以上の気を使わせることなく、スマートに感謝の気持ちがお伝えできるのではないか、と思い立った次第です。
さっそく「今年お世話になった方(家族)」をリストアップ。僕にとって「はじめてのお歳暮」を贈ってみることにしました。
3.では、何を贈るかが大きな問題
僕はこんな仕事(いい年こいたフリーライター)をやっているので、せっかくお歳暮を贈るのであれば、たとえ身内でも、いや、身内だからこそ「さすがね」と思ってもらえるモノを選びたい。百貨店サイトやECショップやら、いろいろ調べて悩んだ末に……。結論からいうと、僕が選んだのは「カニ」です。それも「姿」で丸ごとのヤツ。
いい年こいたフリーライターとして自らに課した「お歳暮選びの条件」を挙げておきましょう。
3.1.そそられるけど自分じゃなかなか買えないヤツ
第1の条件は、店先で見つけたら「欲しい」と感じるものの、それなりに値が張るとか、ほかの選択肢との比較で悩むとかの理由で、なかなか自分で買う決心がつかないモノであることです。これは、お歳暮に限らず誰かへのプレゼントや、パーティーの幹事になってビンゴゲームの商品を選ぶなんて時にも配慮している条件でもあります。
3.2.ルックスでインパクトを与えられるヤツ
せっかくの贈り物なんだから、開封した時に「おおっ!」と感嘆してもらえるようなビジュアル的なインパクトが欲しい。デパートのお歳暮売り場とかで、ぶっといロースハムとかが幅をきかせているのも、見た目のインパクト=ありがたみポイントが高いからだよね。
3.3.自分でも本気で「欲しい」と思えるヤツ
いくつかの候補が出てきたら「これを自分がもらったら、ほんとにうれしいと感じるか?」と自分で自分に問いかけてみる。さらに、食べ物だったら味はもちろん、品質的に自信を持って贈れるものかどうかを客観的に検証してみる。
3.4.置き場所や使い道に困らないヤツ
贈答品としてタオルとかが好まれるのは、何枚あっても困るモノじゃないから。ビールや高級食品が好まれるのは、飲んだり食べたりすれば置き場所に困るようなことがない「消えもの」だから。結婚祝いとかではタブーといわれることがある消えもの(&割れもの)だけど、お歳暮なら問題なし。
4.実は、いいカニを選ぶのが難しい
以上のような条件を検討した末に、僕の選択は「カニ」だったという次第。とはいえ、感謝とともに贈るのにふさわしい、美味しくて品質のいいカニを選ぶのは、実はなかなか難しいことでもあります。
インパクトを重視するなら「姿」でまるごとのカニを贈りたいけど、生鮮品なのでデパートとかでもあまり扱っていないので、北海道あたりのネット通販を利用するのが現実的。
ところが、カニのネット通販には「外れ」も多いのが現実なのです。
では、なぜ僕がそんなリスキーな「カニ」をお歳暮として選べるのか。それは、何を隠そう、この『役立つコンテンツ制作委員会』発足のきっかけにもなったのが『蟹は祭だ!』というカニ通販の検証サイト。僕自身、試食検証担当として、毎年10軒近いショップの通販カニを食べまくり、自信を持ってオススメできるカニだけを紹介し続けています。ちなみに、オススメの蟹様をまとめて紹介しているページがこちら。
だからこそ、僕は「おいしいカニを自信をもって贈ることができる」ってわけ。マジかよ?と嫌疑を抱く方々には「僕を信じて!」と言うしかないけどね。
5.お歳暮にオススメの厳選蟹様ベスト3
『蟹は祭だ!』の記事をじっくり読んで、自分が好きなカニを選ぶのもいいけど、面倒だ!という方のために、中でも特にオススメのカニのベスト3を挙げておきましょう。
5.1.第1位 『北釧水産』北海道産活毛がに
釧路にあるカニ通販のショップ。毛がには季節によって漁場が変わるので、時期によって水揚げ港はさまざまですが『北釧水産』なら年中いつでも「間違いなし!」の絶品の毛がにが届きます。
この「蟹の匠 活毛がに」は、活きたまま、もしくは朝ゆで(未冷凍)を選べます。「活」を選べるのがそもそも鮮度の証だし、ゆでたヤツも鮮度は抜群。蟹味噌など、甲羅の中身の色もフレッシュです。
活きたままのヤツを自分でゆでるのも楽しいですが、塩加減がなかなか難しかったり大きな鍋が必要だったりするので、お歳暮には「朝ゆで」がオススメ。プロの塩加減は絶妙です。
5.2.第2位 『匠本舗』カナダ産ボイルずわい姿
カニ通販ショップの横綱と呼びたい信頼感十分の名店です。いろんな品ぞろえがありますが、ずわい蟹を選んでみました。ずわいといえば、越前ガニや松葉ガニなど冬の日本海のブランド蟹が有名ですが、これはカナダ産。でも、十二分に美味しいです。
越前や松葉だと、このサイズで1杯1万円くらいはしてしまいます。
ちなみに、今年(2019~2020シーズン)から、活松葉ガニが新登場しています。
【境港厳選】活松葉ガニ1杯700g前後(ブランドタグ付き)
松葉ガニには11~3月という厳密な漁期があるので、品切れしたらサイトから消えてしまうと思います。ブランド蟹希望の方は早めにどうぞ。
5.3.第3位 『匠本舗』生ずわい「かにしゃぶ」むき身満足セット
「姿」ではないものの、カニ脚がどっさり入ったパックが3つでこの値段。実は『匠本舗(かに本舗)』で特にオススメしたい、満足度の高い蟹様です。これと同じカニではないけど、堀江貴文さんへまさにお歳暮として贈り喜んでいただいたこともあります。
【参考記事】ホリエモン(堀江貴文さん)へのお歳暮に、かに本舗『大ズワイ脚剥き身』の蟹マウンテンを贈ってみた。
6.カニが苦手って人にはどうするか?
以上、これを選べば間違いない!という厳選のカニでした。が、問題はお歳暮を贈る相手が「カニはあまり好きじゃない」というケースです。いくら美味しいカニでも、カニNGの人には喜んでもらえません。
でも、安心してください。厳選のカニで紹介した『北釧水産』と『匠本舗』は、競争の激しいカニ通販の世界で長年トップを張っている名店。さらに、カニ以外にもさまざまな北海道の海鮮アイテムを扱っています。
『釧路産「天日干し」本ししゃも』
『本場福岡 無着色辛子明太子 本物 木樽入り』
とか、僕自身、また買いたいと思う美味しさでした。
まとめ
実際、北海道に旅すると市場とかでカニを買う人も多いでしょうが、自宅に送って届いてみたら「アレ?」ってこともありがちです。『北釧水産』も『匠本舗』も、北海道の市場で値切って買うよりは少々高めの値段になるかも知れないけど、素人目利きで市場で買うカニよりも、高確率で美味しいことは間違いありません。
しかも、激戦カニ商戦のトップ店舗だからこそ、ほかの海産物なども美味しいモノを扱っている、ということです。
この2店であれば、梱包などのクオリティーもグッド。もちろん、「お歳暮」と記した熨斗とかのリクエストにもきちんと応えてもらえます。
なんなら、お歳暮を贈るついでに、自分へのごほうびとして絶品のカニを買う、っていうのもいいですね。