本当に嬉しい贈り物はここで選ぼう

プレゼントに悩んだらコレを買え!プレゼントスタイル

16分24秒で終わった!ふるさと納税はじめてみませんか?

ふるさと納税?聞いたことがあって興味もある、でも面倒でやっていない。

面倒……!?本当にそうでしょうか。

確かに、税金に関わることは専門用語も多くてややこしそうです。しかし、案ずるより産むが易し。私も何度かやったことがありますが、ちょっとしたオンラインショッピングの感覚で、15分くらいでできてしまいました。

わずか15分です。カップラーメンを作り始めてから食べ終わるくらい?朝のNHK連続テレビ小説を見ながらできてしまうんです。
そんな短時間で、税金の使い道を指定できて、思い入れのある自治体に寄附ができて、返礼品をプレゼントとしてもらえたらステキですよね!?今まで興味はあったけどやったことがなかったという方も、この記事を読んで、ぜひ挑戦してみてください!

目次

1.ユーザー登録から15分で納税完了!実践報告。

ふるさと納税がいかに簡単か。手順は次の4ステップで終了です!

1.1. Step 1: ユーザー登録

さっそく実践してみましょう。まずは、ふるさと納税サイトでユーザー登録します。いくつかのサイトがありますが、今回は『さとふる』というサイトを利用します。TV CMなどでも聞いたことがあるかもしれません。

↑画面上部にある『新規会員登録』に進んでください

↑会員規約などを確認してメールアドレスを入力します

確認メールが届きますので、表示されているリンクからユーザー登録を行ってください。

1.2. Step 2: 寄附する自治体と返礼品を選びます

ふるさと納税サイトに登録されている自治体から返礼品を選びます。選択肢が多すぎて、どれにしようかと悩んでしまうかもしれません。
『ふるさと納税』という名前から、自分の生まれ故郷でなければならないと思うかもしれませんが、対象はどこでも問題ありません。


↑今回は、先日の台風15号で被災した千葉県香取市の日本酒「小江戸佐原の酒 『純米原酒すいごうさかり』 1.8L」を選択しました。

寄附額、返礼品配送先、支払い方法などを確認します。支払い方法にクレジットカードを選べば、オンラインショッピングしているような感覚で寄附をすることができます。


↑寄附したお金の使い道を指定できます。
※どのような使い道を指定できるかは自治体によって異なります。『さとふる』では寄附後になります。

ここまでで、15分くらいで終わると思います。もし寄附する自治体で悩んでしまった場合は、もっと時間がかかりますが……。

1.3. Step 3: 返礼品と寄附証明書が届くのを待つ

返礼品が届くのを待ちます。返礼品は1週間ほどで郵送されてきます。送料などを負担する必要はありません。1週間プレゼントが届くのを待つ感じです♪

↑ちょうど1週間で日本酒「小江戸佐原の酒 『純米原酒すいごうさかり』 1.8L」が送られてきました。

その後、寄附証明書が届きます。この証明書がないと、税金控除を受けることができませんので、絶対になくさないようにしましょう。

↑台風で被災した千葉県南房総市にも復興支援として寄附をしました。やはりお礼状を読むと「寄附して良かった……!」という気持ちがこみ上げてきますね。
繰り返しますが、お礼状と共に届く寄附金受領書は絶対になくさないように!

1.4. Step 4: 確定申告

寄附をした翌年に確定申告を行います。確定申告をすることで、寄附した金額から手数料2,000円を差し引いた額が、住民税と所得税から控除されます。つまり、2,000円の支払いで、ふるさと納税をすることができます!

確定申告が分かりづらいという人は「ワンストップ特例制度」を利用することで、確定申告をしないでもふるさと納税をすることができますよ(後述)。

以上がふるさと納税の体験報告です。ね、簡単でしょう!?

それではここから、ふるさと納税してみたいと思った方へ向けて、もう少し詳細にわたって説明しましょう。

2. そもそも何?

ふるさと納税とはそもそもなんでしょうか?総務省サイトによれば、

「今は都会に住んでいても、自分を育んでくれた「ふるさと」に、自分の意思で、いくらかでも納税できる制度があっても良いのではないか」

というコンセプトを元に、地方自治体に寄附をすることができる制度です。多くの人が地方で子供時代を送り、社会人になってから都会で生活をしているのが現状です。その結果、地方に税金が回らなくなってしまいます。

自分が住んでいた生まれ故郷に貢献をしたいという思いをかなえるために、この制度が始まりました。

また、寄附ですので、その寄附金の使い道を指定できるというのもこの制度の素晴らしいところです。

地方自治体は納税してくれた人に、お礼として返礼品をプレゼントするようになりました。

しかし、その返礼品目当てに、ふるさと納税を行う人も増えてきました。また、ふるさと納税詐欺サイトなども登場し加熱しすぎてしまったために、総務省の指導により、返礼品の種類や金額に制限が設けられて現在に至ります。

3. メリット

ふるさと納税のメリットは6つあります。順に紹介していきますね。

3.1. 寄附の使い道の希望を伝えることができる

一般的に、自分の支払った税金が予算のうち何に利用されているかは不透明です。しかし、ふるさと納税をすれば、何に役立ててほしいかを指定できます。例えば、千葉県南房総市へふるさと納税をしたとしましょう。すると、次のような使い道を選ぶことができます。

  • 子どもたちの笑顔を育む事業
  • 自然環境を活かした地域づくり事業
  • 市民が主役のまちづくり事業
  • 自治体におまかせ

この「使い道」は自治体ごとに異なりますので、寄附前後に確認をして、しっかり指定したいところです。

自分の寄附したお金がどのように使われていくかを知ることができるのは、大変魅力的です。

3.2. 自分に縁があるところに納税できる

ふるさと納税という言葉を聞けば、自分の住まいや出身地だけにしか寄附することができないと思いがちですが、そんなことはありません。
自分の出身地(=ふるさと)に納税するだけでなく、被災したところ、出張や旅行先でよくいく土地、思い入れのある土地と、さまざまな納税先を自由に選ぶことができます。

台風で被災した地域、火災に見舞われた首里城へ寄附金を送ることも可能です。

3.3. 返礼品としてプレゼントがもらえる


↑プレゼント例(千葉県多古町の新米特別栽培米コシヒカリ多古米 精米5kg・玄米5kgセット

ふるさと納税を利用している多くの人が期待しているのが返礼品です。返礼品は寄附に対してのプレゼントで、送料無料で届けられます!

この返礼品が素晴らしすぎて、今やふるさと納税サイトは結婚式の引き出物カタログのよう。総務省が返礼品として利用されるものに規制をするほど、各団体がさまざまなものを提供しています。また、寄附金に対して30%くらいの金額で購入できるものが返礼品となっています。

返礼品として人気なのが

牛肉
お米
魚介・海産物(エビ、カニなど)
果物
菓子・スイーツ
旅行券・チケット

となっています(『ふるさと納税と地域経営』より)。大人気なものは受付開始をしてから瞬時になくなってしまうこともあります。詳しくは以下の本にまとめられています。

3. 4. 返礼品の受け取り先を指定できる

返礼品の受け取り先は、自宅である必要はありません。そう、送り先を指定することができるんです。日頃お世話になっている方へ、返礼品を自分のふるさとの品をお歳暮代わりに贈ってみてはいかがでしょうか?

「〇〇さんは、△△出身なのか!?」と印象に残る上に、返礼品が食品であれば、美味しいものを贈られて、きっと喜んでくれることでしょう。

また、ふるさと納税の返礼品は量が多いものもあります。それを実家へ送っておくことで、帰省して親戚一同で堪能することもできますよ♪

ふるさと納税返礼品で美味しい食事ができれば、年末年始の話題性間違いなしです!

3.5. クレジットカード決済などでポイント還元

ふるさと納税サイトでは、クレジットカード決済をすることができます。ということはクレジットカードポイントが手に入るということです。5万円寄附すれば、還元率が1%でも500円相当のポイントとなります。
寄附をしてクレジットカードポイントも受け取れるというのは、お得感がありますね。

3.6. ワンストップ特例制度を利用すれば確定申告不要!

ふるさと納税の利用者が一気に増えたのは、この制度が導入されてからです。なんと条件を満たせば、確定申告不要です!!!

その条件とは
1. 寄附を行った年の所得について確定申告をする必要がない人
2. 1年間のふるさと納税納付先自治体が5つまでの人
3. 制度締め切りの翌年1月10日までに手続きを行うことができる人
の3点です。確定申告とワンストップ特例制度については後述します。

4. デメリット

寄附金の使い道を指定できたり、返礼品を受け取ったりと嬉しいことばかりだけれど、ふるさと納税にはデメリットもあります。

4.1. 所得によってふるさと納税限度額あり

年収に応じて、ふるさと納税で寄附できる限度額が異なります。限度額を超えてしまうと控除の対象外となってしまいますので、純粋な寄附となってしまいます。

魅力的な返礼品を前にしてショッピング感覚で多くの自治体に寄附を行って、限度額を超えてしまわないように注意しましょう。

限度額については後述します。

4.2. 2,000円の手数料

ふるさと納税では、自治体職員の方が書類整理や発送手続きなどを行っています。そのために手数料として2,000円が差し引かれます。ただし、1年でかかる手数料は2,000円のみです。たとえ1年間でふるさと納税を10回しても、かかる金額は総額2,000円で20,000円にはなりません。

4.3. 居住地へ治める納税額が減るので、住居地でのサービス低下につながるかも

ふるさと納税した金額は後日、住民税(所得税も含まれる場合あり)から控除とされます。つまり、自分の居住している自治体への納税額が少なくなるので、居住地でのサービス低下につながるかもしれません。

現在住んでいる地域への税収を減らしたくないなら、ふるさと納税先を居住地にするとよいでしょう。この場合は返礼品を受け取ることはできませんが、用途指定はできますよ。

5. 確定申告それともワンストップ特例制度?

ふるさと納税で寄附をしただけでは返金されません。寄附後に確定申告を行うか、ワンストップ特例制度で申請をする必要があります。

どちらが簡単かは人によりますので、それぞれの特徴を紹介します。

5.1. ワンストップ特例制度を利用する

ワンストップ特例制度を利用すると、確定申告の煩雑さや専門用語の羅列から逃れることができます。しかし、この制度を利用できる人は限られています。
条件に合致してワンストップ特例制度を利用できるなら、確定申告せずにふるさと納税を行うことができます。

ふるさと納税関係なく確定申告必要=ワンストップ特例制度利用不可

例えば、「住宅ローンを始めた」「複数の団体から源泉徴収をされている」「出産で医療費控除の申告が必要」など、ふるさと納税の有無にかかわらず確定申告をする必要がある人は、この特例制度を利用することができません。

6つ以上の自治体へふるさと納税した=ワンストップ特例制度利用不可

ふるさと納税で6つ以上の自治体に行った人も制度利用できません。注意点として、1つの自治体に6種類の寄附を行った場合は特例制度の利用が可能です。あくまでも6つ以上の自治体です。

↑このように5自治体であれば、6回でもワンストップ特例制度を利用可能です。

期限内に申請手続きを終えることができない=ワンストップ特例制度利用不可

ふるさと納税は12月で締めになります。そして、ワンストップ特例制度の手続き締め切りは翌年の1月10日必着です。

多くの人が年末にふるさと納税を利用する傾向があります。「12月31日に紅白歌合戦を見ながら」というようなパターン。年末年始でバタバタと慌ただしくしているうちに書類提出が遅れてしまう、そして10日必着の締め切りに申請が間に合わないということがあります。私はいつもこのパターン。

準備する書類は、申請書と身分証明書です。身分証明書は

1. マイナンバーカードのコピー
2. マイナンバー番号通知カードコピーと運転免許証orパスポート
3. マイナンバー番号通知カードコピーと健康保険証、年金手帳、提出先自治体が認める公的書類から2点

です。ワンストップ特例制度の申請書は、ふるさと納税サイトの『さとふる』を利用したときはこちらからダウンロードできます。または、自治体から送られてくる書類に記載してもOKです。

この自治体から送られてくる書類はいつ届くかわかりませんので、期限がギリギリのときは要注意です。

書類準備は、毎回の寄附で行う必要があります。何度も申請書を送るのが面倒と感じるのであれば、確定申告がおすすめです。

5.2. 確定申告

たとえ確定申告するのが面倒という人であっても、6つ以上の市町村にふるさと納税をすると、確定申告が必要です。ワンストップ特例制度は利用できません。

確定申告。事業主でなければ、ややこしくて避けてしまいがちですよね……。でも、現在はe-Taxというインターネットで書類が準備できる仕組みを利用すれば、簡単に確定申告書類を準備することができます。

ふるさと納税をした人のための確定申告Step 1: 書類準備

手元に用意するのは、職場から年末に渡される『給与所得の源泉徴収票』。これがないと、すでに納税している金額がわからないために絶対必須です。

ふるさと納税をした人のための確定申告Step 2: e-Taxで書類作成

さっそく国税庁のサイトへアクセスしてみましょう。e-Taxでオンラインでデータ送信する方法と、書類のみを作成して税務署へ持って行く方法があります。

どちらを選ぶかは好みですが、私は税務署へ持参しています。

↑サラリーマンなら一番左を選択しよう

税金に関わる用語は一般的に耳慣れない用語ばかりで、混乱しそうです。しかし、e-Taxの画面で聞かれることに答えていけば、書類が自動で作成されていきます。映画館のチケット予約画面の方が複雑かも?

↑難しいページも指示に従って数値を入力していくだけ。

↑この画面が要注意!寄附金控除を選択して、ふるさと納税で寄附した金額を入力します

↑ふるさと納税した内容に従って、入力をします

ふるさと納税をした人のための確定申告Step 3: 書類提出

最終的に出来上がった書類と、ふるさと納税で寄附をした証明書を税務署に持って行くと、手続きは終了です。捺印も忘れずに。

税務署に行くと、なぜかドキドキしてしまうのは私だけでしょうか?職員はお金を扱う人だからか、ピリピリしている気もします(先入観ですが)。
でも、心配はご無用。書類を渡すだけで、あっけなく終了します。

なお、このドキドキを回避する方法として、e-Taxでそのままインターネットで提出することも可能です。書類不備があったら後で怒られるのかなぁ!?と別のドキドキで待つことになるかもしれませんが……。

6. ふるさと納税の注意点

6.1. 限度額がある

ふるさと納税は、寄附した金額が2,000円の手数料を差し引かれた後に、住民税と所得税が還付される仕組みです。ですから、自分が納めている住民税や所得税の額を超えて、ふるさと納税することはできません。また、一定額を超えて寄附することもできません。

所得や家族構成などによって、ふるさと納税システムを用いて寄附できる限度額が違います。細かな計算は省いて、ざっくりとした年収とふるさと納税限度額の関係は次の通りです。

この表はあくまでも簡易版です。実際は、家族構成や他にどのような控除を受けているかによって変わってきます。詳細は『さとふる』サイトを参照して、計算してみてください。
もし限度額を超えてしまった場合は、控除の対象から外れて、単なる寄附になります。

6.2. 返礼品の量が多すぎる

神戸牛1kg!と聞くと興奮してしまいますが、1度にそんなに食べられませんよね。となると、どこかで冷凍保管しておく必要があります。冷凍庫にスペースはありますか?
せっかく返礼品を受け取っても、量が多すぎて保管できずに廃棄することになってしまっては残念すぎます。

食品を返礼品として受け取る時は、しっかりと消費できるかどうかを考えて選びましょう。

7. どこで?

さあ、ふるさと納税をしてみよう!と思って、各自治体にそれぞれ問い合わせをするのは気が遠くなってしまいます。ふるさと納税サイトを利用することで、どの自治体がどのような返礼品を用意して受け付けているかが簡単に比較できます。ここでは、代表的なふるさと納税サイトを紹介します。

7.1. さとふる

TV CMでもおなじみのサイトです。このページの冒頭でも『さとふる』を利用してふるさと納税手順を紹介しました。
公式ウェブサイト

7.2. ふるさとチョイス

さとふる』と並んで、多くの自治体を紹介しているサイトです。
公式ウェブサイト

7.3. 楽天市場

オンラインショッピングで有名な楽天市場も、ふるさと納税サイトを用意しています。
【楽天市場】ふるさと納税の通販

8. いつ?

ふるさと納税は随時受け付けていますが、フルーツなど季節の影響を受ける品については、季節限定品となります。

また、12月31日でその年の締めとなります。12月は混み合いますので、自治体の対応も遅れてしまうかもしれません。落ち着いて商品を選ぶなら、12月以外に寄附しましょう。

特に、確定申告をしなくてよいワンストップ特例制度を利用する場合は1月10日に書類必着なので、直前駆け込みで納税しないようにしてください。

まとめ

ふるさと納税は面倒……と思っていたものの、いざやってみると、意外と簡単だったことに気づきます。
返礼品を選ぶのも楽しいですし、何よりも源泉徴収されている税金について考えるきっかけにもなります。

あなたも、ふるさと納税はじめてみませんか?

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