母の日や誕生日の定番プレゼントとして、お花は今も変わらず一番人気です。
それもそのはず。
女性にとってフラワーギフトは、いくつになっても嬉しいもの。美しく咲くお花を眺めているだけでお母さんは癒やしとパワーをもらい、日ごろの疲れも吹き飛んでしまうのです。
ただし贈る側はお花を選ぶとき
「毎回ワンパターンになってしまう」
「ちょっと気のきいたフラワーアレンジメントを選びたいけど、何が良いか分からない」
「お母さんにとって、1番喜んでもらえるお花を選びたい」
と悩んでしまうこともあります。
ありきたりのカーネーションではなく、お母さんが本当に喜ぶおしゃれなお花を贈りたいときは、プリザーブドフラワーのプレゼントが最適です。
この記事では、プリザーブドフラワーの魅力から人気の商品、失敗しない選び方、配送時の注意点までを詳しくご紹介します。
目次
1.プリザーブドフラワーって何?
「そもそもプリザブドフラワーって何?造花なの生花なの??」
そう疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
知っているようでよく分からない、プリザーブドフラワーの世界。
まずは、プリザーブドフラワーがどのようなお花であるのかを押さえておきましょう。
1.1 プリザーブドフラワーとは
プリザーブドフラワーは、花本来のみずみずしい風合いを損なわずに、その美しさを長く楽しむことができるよう専用の溶液を使って加工された花で、もともとは生花からできています。
プリザーブドフラワーを英語で表記すると「preserved flower」となり、直訳すると”保存された花”という意味です。文字通りプリザーブドフラワー、は本物の花を長期的に保存して鑑賞できるよう工夫された特別な代物といえます。
♦プリザーブドフラワーの歴史
プリザーブドフラワーを最初に開発したのは、フランスのヴェルモント社です。ドイツのベルリン大学とベルギーのブリュッセル大学による共同研究をもとに、ヴェルモント社が1987年に発表しました。
「枯れないお花」そして「多様な色彩」という特徴が注目を浴び、あっという間にヨーロッパ中で広まりました。
♦日本で人気が出た理由
プリザーブドフラワーは1993年頃に日本に伝わり、全国的に広まったのは1997年~1998年頃と言われています。
日本では、生花を飾る習慣がヨーロッパほど根づいておらず、プリザーブドフラワーなら長期的に飾ることができるというお得感も加わって、プリザーブドフラワー発祥の地であるヨーロッパをもしのぐ勢いで人気に火がつきました。
その他、日本人好みの繊細な美しさやブライダル産業での需要の高まり、若い女性がフラワースクールで夢中になって学んだことも、プリザーブドフラワーが爆発的に流行した一因です。
1.2 プリザーブドフラワーのメリット
プリザーブドフラワーをプレゼントに選ぶメリットはたくさんあります。
ここでさらに具体的に確認していきましょう。
♦生花と同じ繊細な美しさを長く楽しめる
プリザーブドフラワーの最大の良さは、その繊細な美しさにあります。
カサカサしたドライフラワーや造花とは異なり、花びらの柔らかい弾力やみずみずしさ、質感は生花と見間違うレベルです。
これは、本物の生花を使い花の組織を壊さずに加工されているからこそ表現できる逸品です。
生花は飾っても数日から数週間で枯れてしまいますが、プリザーブドフラワーは美しい姿を数年単位で長く楽しむことができることも大きな魅力です。
♦インテリアとして最適
プリザーブドフラワーには、他の花にはない圧倒的な高級感があります。
また、水分を一切使わないため、部屋を汚すことなくインテリアの一部として好きな場所に飾ることができます。
さらに、生花には存在しない色の花がたくさんそろっているため、お母さんの好みのカラーを選んだり、お部屋の雰囲気にマッチした色味の花を探したりすることができます。
プリザーブドフラワーFine
♦水やりが不要
生花のような水やりや花瓶の水の入れ替えも一切不要です。
手間を取られることなく自宅で花を楽しむことができるため、忙しいお母さんやお手入れに煩わしさを感じてしまう方にも最適です。
うっかり水やりを忘れて枯らしてしまったり、水替えを忘れて腐らせてしまったりするなどの心配がなく、お母さんはただその美しさを眺めて楽しめば良いのです!
♦カラーバリエーションが豊富
プリザーブドフラワーは、生花にグリセリン溶液を吸い込ませて色素を定着させます(生花の水分を抜き取ってから吸わせる方法と、生花本来の水分を抜かずに吸わせる方法があります)。
そのため、どんな色にも染めることができます。もともと生花には存在しない色も含め、豊富なカラーバリエーションを楽しむことができる画期的な花材といえるでしょう。
♦病院へのお見舞いにも最適
プリザーブドフラワーは、病院に飾ることができる花としても大変貴重な存在です。
病院は雑菌の管理が厳しく、生花や土の付いたものは持ち込み不可な場合もあります。
その点、雑菌の心配がなく無臭のプリザーブドフラワーはお見舞いの花としても最適といえます。
実際、入院をしていた女性から「いただいたとき目の保養になりました」と喜びの声も上がっています。
1.3 プリザーブドフラワーのデメリット
他の花にはない魅力がたくさんあるプリザーブドフラワーをですが、デメリットがないわけではありません。
失敗しないプレゼント選びの大切なポイントとして、あらかじめ短所も確認しておきましょう。
♦湿気や乾燥に弱い
プリザーブドフラワーは高温多湿に弱く、直射日光などの紫外線に直接当たると色があせてしまうことがあります。
反対に乾燥しすぎることも、プリザーブドフラワーにとって大敵です。
過度な空気の乾燥は花びらのひび割れを引き起こしてしまうため、エアコンやヒーターの風が直接当たらない場所に飾る必要があります。
♦色移りの可能性がある
プリザーブドフラワーは染色液を吸わせて色をつけているため、布や壁に接したままにしておくと染料が色移りする可能性があります。特に赤や黒など濃い色の花は色素が移りやすいため、壁や家具などに直接当たらないよう飾ることをお勧めします。
♦一生飾れるわけではない
「プリザーブドフラワーは永遠に枯れないお花」と説明されることがありますが、保管状況によって品質の劣化は避けられません。
箱から出して飾った場合、多湿な日本で最初の美しい状態を保っていられるのは数年が目安です。
1.4 飾るときの注意点
生花に比べたら手入れが格段に簡単なプリザーブドフラワーですが、繊細な美しさを少しでも長く楽しむためにはいくつかの注意点があります。
♦水をあげない
プリザブドフラワーに水やりは不要です。一見、生花と区別がつかないほど似ているので、間違えて水を与えないよう気をつけましょう。
湿気も嫌うため、霧吹きで水分をかけたり、湿度の高い場所に置いたりしない工夫も必要です。
♦直射日光にあてない
プリザーブドフラワーは、日光による紫外線で退色(色あせ)することがあります。直接太陽の光が当たらない場所に置くと、美しい色が長持ちします。
♦ものにぶつけたり、強い衝撃を与えたりしない
プリザーブドフラワーは繊細に作られているため、力任せに花を持ったり衝撃を与えたりすると、花びらが欠けたり花がつぶれたりしてしまいます。
生花を触るときと同じ感覚で、丁寧に扱いましょう。
♦エアコンの風に当てない
花に直接風が当たると、花びらがひび割れるなど劣化が進みます。エアコンの真下に飾ることは控えましょう。
♦壁や家具に花を接触させない
プリザーブドフラワーには染色液が含まれているため、花が壁や家具に長期間触れていると色が移る恐れがあります。
特に濃い色は注意が必要です。他のインテリアに花が直接当たらないようにしましょう。
1.5 劣化を防ぐためには
プリザーブドフラワーを美しいまま、みずみずしい状態で長く飾るためには湿気や直射日光を避けることが大切です。
湿気やほこりから花を守るために適した環境は「湿度30%」、「温度18~22度」ですが、花の劣化を防ぐためにはクリアボックスやショーケースなどの密閉されたケースに入れて飾ることが一番です。
ケース内の湿気を取り除くために乾燥材や除湿剤を一緒に入れておくと、さらに良い状態を保つことができます。
プリザーブドフラワーIPFA 楽天市場店
2.プリザーブドフラワーがお母さんに喜ばれる理由
プリザーブドフラワーがお母さんに喜ばれる理由は、お花に対するお母さんの本音と年配女性の高級志向からも読み解くことができます。
一つ一つ見ていきましょう。
2.1 お母さんの本音
お母さんにプレゼントを贈る機会として圧倒的に多いのは「母の日」と「誕生日」です。
そこで、楽天が実施した「母の日ホンネ調査」をチェックすると、面と向かっては言えないお母さんの本心が浮き彫りとなっています。
♦お花は大好きだけど手入れは面倒に感じている
「子どもには言いづらいけど、実は母の日に欲しいと思っているものは何ですか?」との質問に対する答えは……
やっぱり「花」が1位でした。
「感謝の言葉」も同じく1位という結果が興味深いところです。
お母さんへプライスレスな”気持ち”を一緒に届けるプラスアルファを忘れてはいけないようですね。
お母さんはみんな花が大好きということがよく分かったのですが、その反面
キャリアマムが実施した「本音リサーチ」では、お花に関するこんなデータもあります。
2010年の1位が「高い・もったいない」、2位が「面倒・枯れる」となっています。その5年後、2015年の同じ調査では1位が「面倒・枯れる」、2位が「高い・もったいない」と順位が逆転しています。
少子高齢化の時代とともにお母さんの年齢層も上がり、お花のお手入れは大変という思いが色濃く見えてきます。
生花に対しては、水やりや水替えの手間、枯れてしまった後の処理を負担に感じる女性が多いようです。
プリザーブドフラワーは手間がほとんどかかりません。
ただ飾るだけでで良く、ラクしてその美しさだけを楽しむことができるプリザーブドフラワーは、家事や仕事に忙しいお母さんや、手入れなどの一手間を煩わしく感じてしまうお母さんにとっても、ありがたいプレゼントといえます。
2.2 圧倒的な高級感
花は「自分で買うには高くてもったいない」と考えてしまう女性が多いことから、ギフトとしても最適のアイテムです。
中でもプリザーブドフラワーは、他にはない高級感が大きな特徴です。
1輪が1,000円以上という商品もあるほどで、生花よりも高い値段で売られています。
値段が高い理由は主に2つあります。
・特殊な溶液に付けるなど、加工に対して時間と手間がかかっている
・アレンジメントを作成するための材料や作業代が含まれる
プリザーブドフラワーは、基本的に花の部分だけで茎がありません。そのため、作品を作るときはワイヤーやテープなどの材料が必須で、しかも人が作るので工賃もかかり、その分値段が高くなってしまいます。
はなどんやアソシエ楽天市場店
2.3 量販店のプリザーブドフラワーが安い理由
プリザーブドフラワーは主にデパートや有名フラワーショップで高級ギフトとして販売されていますが、ときどき量販店で格安の商品を見かけることもあります。
量販店のプリザーブドフラワーが安い理由の1つとして、花の品質の低さが挙げられます。
品質の低下を招いている主な要因は以下の通りです。
・加工から何年も経過していることによる劣化
・生産された生花自体の品質が悪い
・海外の安い人件費で大量生産されている
量販店で売られている商品にも、品質の良いお値打ち品が紛れていることはあります。
目利きに自信があれば、掘り出し物を探すのも良いですね。
3. なぜ、母の日にはカーネションなのか
母の日は毎年5月の第2日曜日と決められていて、贈る花といえばカーネーションが定番です。
そもそもどうしてカーネーションをプレゼントするようになったのでしょう。
ここでは、母の日のカーネーションを贈る由来や、カーネーションの色に込められた意味をご紹介します。
3.1 母の日にカーネーションを贈るようになった歴史
母の日は、1900年代初頭にアメリカのウエストヴァージニア州で制定されたことが始まりです。きっかけは、同州のアンナ・ジャービスという女性のある行為でした。アンナの母親はアメリカ南北戦争でけがをしたり病気になったりした兵士を救うため、負傷兵の衛生状態改善を目的としたボランティア団体を立ち上げ、献身的に活動をしていました。
そんな偉大な母が亡くなった後、アンナは5月に行われた母の追悼ミサで彼女が大好きだった白いカーネーションを祭壇に飾り、出席者にも配りました。
このアンナの振る舞いがきっかけとなり「母の日」が生まれ、アメリカ全土へと広まっていきました。
その後、ほどなくして日本にも伝わり、はじめは教会のイベントとして行われていたものが徐々に一般の人々にも広まったといわれています。
3.2 カーネーションの色に込められた意味
カーネーションの色には、赤・白・ピンク・紫・黄色・青などがあります。
それぞれに花言葉があり、色によって全く異なる意味が込められています。知らずに贈ってお母さんをガッカリさせないよう、プレゼントする前に確認しておきましょう。(花言葉は専門サイト『花言葉-由来』より引用させていただきました。)
♦赤
「母への愛」
お母さんへプレゼントする花に最もふさわしい花言葉です。どれを選ぼうか悩んでしまう方は、赤を選ぶことをオススメします。
ただし、同じ赤でも真紅の濃い赤は「欲望」「哀しみ」などのネガティブな意味もあります。黒に近いダークな赤は避けた方が無難です。
♦白
「純粋な愛」「私の愛は生きています」
『母の日』誕生の元となった白いカーネーションには、亡くなったお母さんをしのぶ意味があります。今なお元気に暮らすお母さんへ贈る花としては不向きとなるため気をつけましょう。
♦ピンク
「女性の愛」「情熱」「美しいしぐさ」
やさしい印象のピンクのカーネーションは、いつもあたたかく見守ってくれるお母さんへ感謝の気持ちを伝える花としてもピッタリです。
♦紫
「誇り」「気品」
高貴な色としても存在感のある紫色は、シックで落ち着いた雰囲気がインテリアにも映えます。ただし、薄紫はフランスでは喪の色とされています。特にマナーに詳しいお母さんへプレゼントする際は気をつけましょう。
♦黄色
「軽蔑」
人を元気にしてくれるような明るいイメージの黄色ですが、花言葉は意外にもマイナスイメージがあります。黄色が好きなお母さんには「お母さんの大好きな黄色を選びました」と一言添えたら問題ないでしょう。あえて選ぶ理由がなければ、他の色を考えた方が無難です。
♦青
「永遠の幸福」
クールな印象の青いカーネーションには素敵な花言葉がありました。定番色の赤をあえて外し、お母さんの幸せを願う気持ちを込めてプレゼントするとちょっとしたサプライズも演出できます。
4.お母さんが本当に喜んでくれるプリザーブドフラワーを選ぼう!
プリザーブドフラワーの商品は水分を一切含まないため、生花では作成できないようなアレンジメントも多数そろっています。
せっかく贈るなら実際に役立つプレゼントを選び、お母さんの喜ぶ顔が見たいですね。
アイテム別商品から、お母さんにピッタリのプリザーブドフラワーを探して感謝の気持ちを伝えましょう。
4.1 王道は「ラウンド型」
ラウンド型とは、どの角度から見ても美しく花が入っているアレンジメントの基本的なスタイルです。
飾る場所を選ばず、どこに置いてもお部屋を華やかに彩ってくれます。人気の形のため、色、種類、値段ともに豊富にそろっています。
プリザーブ専門店LOBELIA
メッセージ付きのアレンジメントを取りそろえているお店もたくさんあります。感謝の気持ちや大切に思う心をメッセージにして贈ったら、オンリーワンのプレゼントとなります。
花びら自体にメッセージを印刷する商品を選んだら、お母さんへの感謝の気持ちと一緒にサプライズも演出できそうです。
4.2 流行に敏感なお母さんには「ハーバリウム」
プリザーブドフラワーは日本に伝わってから20年以上たっているため、流行に敏感なお母さんにとっては新鮮味に欠ける可能性もあります。
お花やインテリアに詳しく最新の流行に敏感なお母さんなら、いま注目されている「ハーバリウム」がお勧めです。
ハーバリウムとはもともと植物標本の意味で、ガラス瓶の中にプリザーブドフラワーやドライフラワーをいれてオイルで満たした作品です。
キラキラと光に反射した花がとても美しく、どこに飾っても映えるため部屋のインテリアとしても最適です。
フルールサラ楽天市場店
4.3 実用的な「時計タイプ」
時計とお花がセットとなっている品物です。ただお花を観賞するだけでなく、機能的な役割も果たしているため重宝します。時間を確認する度にお花を眺めることができ、忙しいお母さんも癒やされます。
プリザーブドフラワーIPFA 楽天市場店
kanon flower
4.4 思い出と一緒に「飾る写真立て」
写真立てと一緒になった形も人気の商品です。見開きの片方にプリザーブドフラワーがアレンジされていて、もう片方に写真を飾ることができます。
家族や孫、お母さんの大好きなペットの写真を自由に入れて楽しむことができます。
プリザーブドフラワーIPFA 楽天市場店
4.5 スタイリッシュな「壁掛け」
壁掛けタイプは飾るスペースを確保する心配もなく、インテリア性の高いアイテムです。
水やり不要のプリザーブドフラワーだからこそ飾ることができるスタイルで、お部屋を一気にクラスアップしてくれます。
フラワーギフト ブーケブランシェ
ナチュラル系が好きなお母さんには、グリーンをメインに扱ったスタイルが人気です。どのような家具やカーテンにもなじみ、リラックス効果も抜群です。
プリザーブドフラワーFine
4.6 おしゃれな「ボックス」
ボックスタイプは、箱にお花を敷き詰めた豪華なアレンジメントです。
フラワーデザイナーとして有名なニコライ・バーグマンが発表して以来、おしゃれな女性を中心に人気に火がつきました。
流行に敏感でセンスの良いお母さんにピッタリのプレゼントです。
フラワーボックス専門店878HANAYA
4.7 一年中飾ることができる「リース」
日本ではクリスマスに飾るイメージが強いリースですが、欧米では一年中飾るものとして扱われています。インテリアにこだわりを持つおしゃれなお母さんには、日常的に玄関を飾ることができるリースをプレゼントしましょう。
ただし、プリザーブドフラワーはつくりが繊細で直射日光や雨風に弱いため、内廊下のあるマンションのドアや、玄関の内側壁に掛けるなど工夫が必要です。
プリザブドフラワーFine
4.8 ペット好きなら迷わずコレ!
ペットを飼っているお母さんにとって犬や猫など動物の形をしたアレンジメントは、驚きとともに絶対に喜んでくれる贈り物となるでしょう。
どうやって作られているのか、と不思議に思うほどリアルにできています。
お客さんが来た時、話題にもなり、おもてなしの場も大いに盛り上げてくれます。
プリザーブドフラワー動物のお花屋
4.9 天国のお母さんへ「仏花」
亡くなったお母さんにお供えする仏花としても、プリザーブドフラワーはお勧めです。
プリザーブドフラワーの仏花は、仏壇を管理する人の手間もかけず長く飾ることができるため年々人気は高まり、種類も豊富に出ています。
これなら家族に面倒をかける心配もなく、安心して届けることができます。
フラ・デコ
5.プリザーブドフラワー以外のプレゼントが良い場合もある
手間もかからず長く楽しめて高級感もたっぷりある……プリザーブドフラワーには他のお花にはない魅力が詰まっていて、大切な母へのプレゼントに最適な商品ですが、お母さんの好みによっては喜ばれないケースもあります。
せっかく贈ってもお母さんが喜んでくれなければ、お金も時間も無駄となってしまいます。
残念な結果とならないよう、購入前にお母さんの好みを振り返ってみましょう。
5.1 とにかく生花が好き
プリザーブドフラワーは生花から作られた本物の花ですが、人の手によって加工されていることも事実です。
水やりや枯れた後の処理など多少手間がかかっても「活き活きとした生命の力を感じられる生花がとにかく好き」というお母さんにはプリザブードフラワーよりもフレッシュフラワーを選んだ方がよいでしょう。
花フラワーギフト専門店パラポッセ
5.2 プリザーブドフラワーはすでにたくさん持っている
おしゃれなお母さんなら、すでにプリザーブドフラワーの魅力はご存じでしょう。
「もう家に飾る場所がない」「他のインテリアとかぶる」と考えるお母さんにプリザーブドフラワーを贈ることは酷かもしれません。
5.3 お花に興味がない、モノを増やしたくない
多くの女性にとってお花はもらってうれしいプレゼントですが、中には興味を持たない人もいます。
現実主義のお母さんやこれ以上モノを増やしたくない人にはズバリお金やギフト券、または美味しい食べ物を贈った方が喜ばれます。
6.プリザーブドフラワーを選ぶときの注意点
花に詳しい人でないかぎり、プリザーブドフラワーは一見どれも同じに見えてしまい、品物の良し悪しを見極めることは難しく感じてしまいます。
しかしチェックポイントをおさえて確認すれば、誰でも品質の優劣を見定めることができます。
プリザーブドフラワーと一口に言っても品質にばらつきがあることも事実です。
高い買い物をする上で失敗しないためにも、購入前にプリザーブドフラワーを選ぶときの注意点を確認しておきましょう。
6.1 価格に合った商品を見極める
プリザーブドフラワーの価格は、基本的に使用する花材(花の種類)によって大きく変わります。大輪のバラは値段が高いですし、アジサイは比較的安価な花材といえます。そして当たり前ですが、使っている花の本数が多ければ多いほどコストはかかります。
同じ値段であれば、花の数が多いほどお得な商品と言えるでしょう。
また、ショップのブランド力によっても値段は異なります。確かな品質でお客さまから信用・信頼されている日比谷花壇は、どの商品も人気です。おしゃれなお母さんなら、ブランド価値も含めてのプレゼントを喜んでくれます。
日比谷花壇楽天市場店
6.2 オールプリザーブドは高い
プリザーブドフラワーはその手間暇かかった工程から、生花よりも値段の高いプレゼントとなります。中でもアレンジメントのすべてがプリザーブドフラワーで作られたものを「オールプリザーブド」といい、花材費に比例して価格も跳ね上がります。それに対し、アジサイやグリーン(リーフ類)など一部の花材にアートフラワー(いわゆる造花)を使ったアレンジメントはオールプリザーブドよりも値段が低めです。
最近のアートフラワーは、昔の造花と違って本物と見間違うほど精巧にできています。プリザーブドフラワーの色移りを防ぐためにあえて取り入れて作成する場合もあり、アートフラワーの人気の高まりも考えると決してオールプリザーブドに見劣りするものではありません。
プリザーブドフラワーとアートフラワーをセンス良く上手に組み合わせた商品で、オールプリザーブドよりも値段を抑えめにしたプレゼントを選ぶことができます。
「華やかさは欲しいけど値段を抑えめにしたい」、「湿度や温度、色移りなど気にしないで飾りたい」、「劣化を気にしたくない」という場合は、すべてアートフラワーで作られたプレゼントも良いでしょう。
PRIMA GREENPARK
6.3 黄色い花にはネガティブな花言葉が多い
お母さんへのお花のプレゼントを選ぶとき、花言葉もチェックしておくと安心です。特にプリザーブドフラワーは長く飾って楽しんでもらうためのプレゼントです。あとでマイナスイメージの花言葉を知ってしまったら、後々ずっと気になります。
失敗しないお花選びのためにも、あらかじめ確認しておきましょう。特に黄色い花の花言葉はネガティブな意味を持つ場合が多くあるため注意が必要です。
カーネーション(黄色)・・・「軽蔑」
バラ(黄色)・・・・・・・・「嫉妬」
ユリ(黄色)・・・・・・・・「偽り」
チューリップ(黄色)・・・・「望みのない恋」
キク(黄色)・・・・・・・・「敗れた恋」
(花言葉―由来より)
6.4 店頭で見て選ぶときのチェックポイント
最後に、百貨店や花屋さんでプリザーブドフラワーを実際に見て選ぶとき、品質の良い商品を見極めるチェックポイントを確認しておきましょう。
♦バラは花びらの中心の”巻き”が命
花のプレゼントの定番といえばバラです。
同じバラでも一輪一輪に表情があり、生花ならそれが味わいの1つともいえます。
ただしプリザーブドフラワーのように長く飾って楽しむ場合は、いびつな形に次第に違和感を覚えてしまいます。
プリザーブドフラワーのバラを選ぶときは、できるだけ形が美しく整っているものを選びましょう。
バラの美しさは花びらの中心の”巻き”で決まります。
中心の花びらがキュッと閉じている薔薇には端正な美しさが感じられ、高品質な商品といえます。
花の中心が崩れていて花芯が開き気味のバラは、ぼやけた印象となり作品にしまりやキレがなくなってしまうため、できるだけ避けましょう。
♦花びらに欠けやひび割れがないこと
プリザーブドフラワーは保存状態が悪いと乾燥などによって花びらが欠けたりひび割れてしまいます。
売っているアレンジメントに花びらの欠けやひび割れがあったら、それは長期的に売れていないか保存状態の良くない商品といえます。品質的にはお勧めできないレベルです。
♦全体のバランスやボリューム感を見ておく
花器に対して入れる花やグリーン(リーフ類)の分量が合っていないと、バランスの悪いアレンジメントとなってしまいます。
花の隙間から中の土台が見えているような作品は、スカスカの印象があり台無しです。
アレンジメントを選ぶときは、挿してある花一つ一つに注目することも大切ですが、同様に引き気味に観察して全体のバランスやボリューム感も確認しておきましょう。
♦配送時の梱包方法を確認しておく
店頭で商品を選んだ後に配送をお願いするときは、梱包方法についてお店の人に確認しておくと安心です。
プリザーブドフラワーをプレゼントする最、1番の心配は配送事故です。
お母さんがプレゼントを取り出したとき、「花器(花瓶)が割れていた」、「花首が落ちていた」なんてことが起こったら台無しです。
商品がしっかりと固定した状態で梱包されているか、緩衝材は十分に使われているかなどをお店の人に聞いて、きちんと対策が取れているかを確認しておくと安心です。
まとめ
「母の日」や「誕生日」にプレゼントを贈るならプリザーブドフラワーがピッタリです。
手入れの面倒がなくインテリアの一部として長く飾って楽しめる花は、忙しいお母さんにとって最高の癒しであり、明日への活力の源となります。
お母さんが1番喜んでくれるのは、贈り主のあたたかい心です。
プライスレスな感謝の気持ちを、プリザーブドフラワーと一緒にぜひ届けてください。